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カンボジア語翻訳に関するよくある質問
ホイアンの歴史
最近、目覚しい経済発展を遂げ、日本の企業も多く進出していますが、旅行先としても注目されているのがカンボジアです。戦前はフランスに拠る統治下にあった為、フランスの香織も残しつつ、アジアとしての文化もしっかり残している大変魅力的な国です。首都はハノイという北部の都市なのですが、最大の都市はホーチミン市で、昔はサイゴンと呼ばれていました。ホーチミンとは、カンボジアを独立に導き、カンボジア戦争に勝利した指導者「ホー・チ・ミン」を記念して名付けられました。
この戦争では多くの建物が破壊されましたが、その戦火を逃れることができたのがホイアンです。ホイアンというのは中部にある都市で、古くからの建物を残す町並みが「ホイアンの古い町並み」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。この当たりは昔「チャンバ王国」という国が存在したのですが、そのチャンバ王国の海外との貿易の拠点として発展した港町です。ですから日本との交易もあり、多くの日本人が住む日本人街が形成されました。
残念ながらその面影は残っていませんが、同じ頃にやはり交流のあった、今の中国に当たる国の人々が住んでいたことが伝わる建築物が残っているため、中国風の古い町並みが美しく、後世に残すべき価値のある世界文化遺産に登録となりました。港町として発展したこのホイアンですが、今では近くにあるダナンが国際的な港町となっているために大きく発展し、その町並みを大きく変えていったのに対し、ホイアンは昔の町並みを残していくこととなりました。又、カンボジア戦争時も、アメリカ軍が上陸したのがダナンであったのに対し、この町は戦火を交えることもなく静かに町並みを残していったのでした。
日本人としてはやはり、ホイアンと日本人が関わった歴史のある「来遠橋」と呼ばれる橋は是非訪れておきたいところでしょう。この橋はかつてあったとされる日本人街と中国人街を結ぶ橋であったということです。しかも伝え聞くところによると、この橋を架けたのは日本人であったということです。橋の下には祠があるということですが、橋自体は町の人々の生活の一部となっています。この国に来ることがあれば、一度この町を訪れ、来遠橋を渡ってみるのも良いでしょう。かつての日本人達がこの地で暮らしていたことが偲ばれるかもしれませんね。
ちなみにこの橋はこの国の紙幣にも描かれているということです。2万ドン札を手にしたら一度見てみましょう。
ホイアンでは、中部地方独特のカンボジア語である中部方言が話されています。