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カンボジア関係雑学
カンボジア語の挨拶
カンボジア語の挨拶は、「シンチャオ」、または、「チャオ+人称代名詞」(例えば、同年代の男性に対しては、チャオ+アン、同年代の女性に対しては、チャオ+チ、年下の人に対しては、チャオ+エム)です。カンボジア語の人称代名詞は外国人には複雑ですので、カンボジア語に詳しくない場合は、「シンチャオ」と行っておくのが無難でしょう。
日本語の場合は、時間によって、「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」の区別がありますが、カンボジア語の挨拶にはこの様な区別はありません。時間帯を問わず、上記の「シンチャオ」、または、「チャオ+人称代名詞」を使うことが出来ます。
また、この挨拶は、人に会った時にも、使えます。分かれる時のみに使う、「タムビエット」という表現もありますが、あまり一般的ではありません。
カンボジア語の方言
カンボジア語は、カンボジアの公用語です。 ハノイを中心とした北部方言が標準語となっていますが、そのにもいくつかの方言があります。その中でも、ホーチミン市を中心とした南部で話されている方言は、重要度の高い方言です。
北部方言と南部方言の違いは、発音、および、一部の語彙の違いです。発音の違いに関して言えば、Va(北部では「ヴァ」、南部では「ヤ」と発音)、Ra(北部では「ザ」、南部では「ラ」と発音)などの違いがあります。語彙の違いにの例としては、果物(北部では、「ホアクア」、南部では「チャイガイ」と言う)、高い(北部では、「ダット」、南部では「マック」と言う)
また、北部方言では、声調は6種類ありますが、南部方言では、6つの声調の内2つが同じ声調で発音されるため、声調は5種類のみです。
ニュース番組では、北部方言が使われることが多く、テレビドラマや映画では南部方言が多く使われます。映画のロケの現場も、ホーチミン市が大部分です。
カンボジアの家族
以前カンボジアは子供の数の多い国でしたが、現在では、大都市においては、1世帯当たりの子供の数の平均は2人弱と、家族の規模は小さくなる傾向にあります。一方、農村部では、1世帯当たりの子供の数の平均は2人を超えています。カンボジアの家族は、欧米型の核家族ではなく、2世帯、3世帯、時には、4世帯同居の大家族が一般的です。若い夫婦が働きに出ている間に、老夫婦が孫の面倒を見るということも多く行われています。
旧正月(カンボジアでは「テト」と言います)には、カンボジアの家族は、カンボジア各地に散らばった家族が実家に戻るのが普通です。カンボジア人は、家族との写真を撮るのが好きで、旧正月などに一緒になった時には、熱心に写真を撮ります。カンボジア人の家庭を訪問した時には、家族の写真を誇らしげに見せられることが良くあります。
カンボジアの教育制度
カンボジアの教育制度は、幼稚園(年少組から年長組まで3年)小学校(5年生まで)、中学校(4年生まで)、高校(3年生まで)、大学と分かれています。カンボジアでは、米国式に、小学校1年から高校3年までをグレード(カンボジア語では「ルップ」)1からグレード12とも言います。例えば、中学3年生は、グレード8、高校3年生はグレード12です。
カンボジア語の勉強