カンボジア語とは

カンボジア語は、カンボジア社会主義共和国の人口の約87%を占めるキン族の母国語で、カンボジアでは公用語として話されています。カンボジアの少数民族だけでなく、中国や台湾といった周辺諸国に存在するキン族やジン族、アメリカやフランスの在外カンボジア系移民が使う言語です。東南アジア諸国の言語はインドの影響を受けていますが、カンボジア語は例外で中国語の漢字文化に影響されています。カンボジアの古典や歴史的記録には漢字が使用され、対応する漢字がないときは漢字を応用して作られたチュノムで表記しました。1919年に科挙が廃止され、フランス総提督がクオック・グーというローマ字表記を普及したことで、チュノムが使われなくなりました。1945年にカンボジア民主共和国が成立すると、クオック・グーが正式に採択され、現在に受け継がれています。カンボジア語は世界で最も習得するのが難しい言語をされ、発音に関しては日本語より格段に難易度が高いです。日本語にはない発音があり、声調言語に分類されます。舌の使い方や息の吐き方で言葉を発するので、1つのカタカナ表記で様々な単語が作られます。例えば「マー」には微妙な発音やイントネーションの違いで、「お母さん」「馬」「幽霊」などに分かれます。この違いは現地の人の言葉を実際に耳で聞いて慣れることが最適だと言われます。また英語で現在形から過去形への時制によって単語を変えるような語形変化はありません。カンボジア語で気を付けることは、人称代名詞です。相手の女性が年上の場合はあなたを意味する「チィ」で、年上の男性も同じくあなたを指す「アイン」です。男女ともに自分より年下の相手には「エム」を使います。相手の年齢によって人称代名詞が異なります。カンボジアでは友人との挨拶に「ご飯食べた?」というフレーズを好みます。旅行客にも親しげな挨拶として使うことがあり、「食べたよ」を意味する「ローイ」や、まだだよという「チューア」などと返します。さらに日本語では太陽の出ている時間によって、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」と異なる挨拶を用います。カンボジア語ではどの時間でも「シンチャオ」と言います。「シン」は敬語表現なので、年上やお客さんに使います。年下には「チャオ」を使い、主語や目的語を付ける習慣があることから、「チャオ エム」といった人称代名詞が登場します。これらの単語に声調は関係ないので、旅行客でも通じます。


カンボジア語の学校のICC外語学院

http://www.icc-net.jp/corse/vietnamese.html

カンボジア語の学校のブリッジアカデミー

http://www.bridge-ac.jp/vietnam.html‎

大阪のカンボジア語学校

http://www.archi-voice.jp/vnm_umeda/‎

オンラインのタイ語学校

https://www.online-thaigo.com‎